虹色工務店へようこそ!(2009.1)
解説


異例のカラー漫画です。

学校でクラス展を開くことになって、
クラスメイトに「一人25P描いて100Pの本にしないか」と誘われて、二つ返事でOKしました。
(結局はバラバラに展示したんですけれど。)


カラーということで、ファウストなんかに載ってるようなデザイン性の高い作品と、
色つきなのををネタにした底抜けに明るい作品の2パターン浮かんで、
前者は周りが描くだろうと思って後者にしました。

一応研究作品なので、コンセプトは、
「子供が読んで、自然に色の特性に触れられるような作品」です。
彩度や明度といった要素も入れようかと思いましたが、
難しくなりそうなので11Pでちょっと取り入れるだけに留めました。

反省点は、色の多面性があまり出せなかったところ。緑と灰色くらいかな。
灰色が完全に悪役なので、フォローが要ると思っておまけを入れました。
他には、19Pのピンクには「応援」の意味があったりします。

実はイメージの段階では完全にギャグで、肌色を扱うシーンがあったり、
16Pの台詞が「フキダシがモノクロのやつに負けるもんか!」だったりしたんです。
子供向けと決まった時点で自然と削れていきました。


写植以外は全部saiで作っています。
完全に手探りでしたが、カラーならではの表現とか、色々勉強になりました。

白抜きの集中線は、ペンタブ上に目印つけて無理矢理描いています。
非常にめんどくさかったです。


主人公の名前は、決めるのをすっかり忘れていて、写植の時に30秒で決めました。
最初は「アカリ」だったんですが、クラスメイトにARIA好きが居たのを思い出して、やめたのでした。
(2009.1.18)

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